Find the Heart of Music in Osaka
2019-04-16

Find the Heart of Music in Osaka

Area Guide

都会の喧騒から少し離れ、大阪の賑やかな夜に飛び込もう。チケットは手ごろな値段(これは大阪人が最も気に掛けるところ)であり、多くの場合は徒歩圏内で完結する。この街でのナイトクルージングは比較的簡単だ。この記事では、大阪の人々が如何にして音楽のあるナイトライフを送っているかと共に、それがどのように生活に根付いているのかを明らかにしてゆく。東京で体験できることとは確実に違うはずだ。

  • Circus Osaka

    2012年6月、風営法規制の真っ只中にCircusはオープンした。深夜営業も禁止される中、当時の大人たちは説明のつかない様々な葛藤や思いを巡らせながら身体を揺らしていたことだろう。(その中にあってプレオープンのイベントでBenKlockがプレイしているというから、驚きだ。)Circusについて少し検索してみれば分かる話だが、「アンダーグラウンドなクラブだ」とか「大阪を代表するクラブだ」とか、数年ごとにその肩書きがめちゃくちゃに変化しているのが面白い。きっとそのどれもが事実であり、時代と共に形を変えながら育っていった証なのだろう。2015年にはCircus Tokyoがオープンするが、正直大阪にとってのCircusの方がその意義は深い。第二の都市とは言え、大阪は狭い。クラブイベントに2,3顔を出せば顔見知りが出来、このクラブにはこのメンバーが生息しているといったある種の分布図に気づく。しかし、Circusにはその住みわけはない。音楽好きの共通言語として存在しているからだ。今年出演したSHIGETO,DJ Harvey,DerricMayとアーティストの名前を挙げるだけでも、その特質を理解できるだろう。中央に定番のミラーボールがひとつとステージがひとつ、決して派手とは言えないこの音楽箱は今日も大阪のナイトシーンと共に進化を続けている。

    ■ Circus Osaka
    大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目8−16 中西ビル
    Web: http://circus-osaka.com/

  • ALZAR OSAKA

    2017年5月にオープンしたばかりのクラブ、ALZAR。オープンまでに長い時間を要しただけあって、世界観・サウンド共に強いこだわりが窺える。内装の圧倒的な世界観は、ベルリンの音楽史を語る上で欠かせないクラブTresorを彷彿とさせる。ALZARのDJブースには鉄格子がはめられている。サウンド面では、位相をうまく使ったローボックスの配置し、計算し尽くされた音響が特筆すべきところだ。そして肝心な音楽だが、ここで鳴るのはハウスとテクノがメインである。今年はBergheinの超人気アーティストEfdemin、そしてあらゆるジャンルのアーティストから崇拝されるFrancois K.が登場し、オーディエンスを大いに沸かせた。鳴っている音楽は極めてオルタナティブだが、その精神性にはどこか気品がある。東京にも質の高いクラブは多いが、大阪のクラブはよりカオティックだ。情緒と洗練が両立しており、雰囲気はアンダーグラウンドだけれども人にはそれぞれ人情がある。ALZARはその筆頭かもしれない。海外から来たあなたのことも、このクラブは温かく迎えてくれるだろう。テクノとハウスをストイックに追求するクラバーはぜひここへ。

    ■ ALZAR OSAKA
    住所:大阪府大阪市中央区道頓堀 2-3-28 ニュージャパンビル8F
    Web:https://alzar.jp/

  • 味園ユニバース

    説明不要の大阪を代表するライブホール。ブレイク直後のピンクレディーから最近ではTofubeatsやLordEchoまで、いつの時代においても音楽好きをうならせてきた伝説的な場所である。歴史的背景については全く知見がない状態で足を踏み入れたとしても、この場所に並大抵ではない歴史が染みついていていることは肌で感じることができるだろう。足し算の美学で生まれたコテコテの内装は今の若者にとっても美しく映っている。60年以上にわたり、この場所は人々の夢、希望、そして悲しみをすべて受け止めてきた。

    ■味園ユニバース
    住所:542-0074 大阪府大阪市中央区千日前2丁目3−9
    http://universe.osaka/

  • Conpass

    「新しい音楽」の尺度は、あなたがどのような文化圏に身を置いているのかに左右されるだろう。たとえば、日本ではヒップホップはまだまだ国民に浸透したとは言い難いが、その代わり今の日本の音楽シーンは世界的に見てもシティポップ(80年代に一世を風靡した都会的なポップミュージック)の台頭が著しい。あなた(もしくはあなたの友達)もこの手の音楽に注目しているかもしれない。そういった新しい動きに敏感な音楽ファンたちが、こぞって絶賛するのがConpassである。そしてドメスティックな新しさに限らず、“普遍的な新しさ”も追及するのが、このハコの素晴らしいところだ。
    ベルリンのレーベル「PAN」をご存知だろうか? あなたがどこから来た人間だろうと、彼らの音楽を“古い”と解釈することはないはずだ。同レーベルのショウケースも、2015年にこのクラブで開催された。そのとき出演したのはM.E.S.H.にLee Gamble。この並びを見るだけで、どういうイベントであったかは想像できるかもしれない。ちなみに、今年の4月には、イスラエルのエレクトロ・ポップ・バンドGarden City Movementが登場する予定だ。また、日本の新鋭アーティストと出会いたいときもCompassは最適である。関西から生まれるブライテストホープは、大抵の場合このクラブを経由している。もし、あなたがここで好みのアーティストに出会ったと仮定しよう。そのバンドやシンガーが次の年にメガフェスティバルの舞台に立っている、なんてこともあり得るのだ。

    ■ CONPASS
    住所:DAIWA Bldg. B1F, 1-12-20 Higashisinsaibashi Cyuo-ku, Osaka-shi, Osaka
    Web:http://www.conpass.jp/

  • Kenraku Lemon

    繁華街・北新地の「本通り」と「永楽通り」を繋ぐ路地「蜆楽(けんらく)通り」の中ほどにある立ち飲み屋。初めて行く人にとっては「蜆楽通り」探しは難航するが、入口の鳥居の奥から聞こえる音楽を頼りに是非たどり着いて欲しい。通りの角にあるこのバーは当然通行人も多いが、店の一角から通りに向かう形で配置されたDJブースを無視して通り過ぎることは不可能だろう。このべニューで定期的に開催される『おごりおごられ』というイベントは人懐っこい関西人を象徴している。自分で自分の飲み物が買えないルールのもと、誰かに一杯おごって、まわりまわって見知らぬ誰かから一杯おごられている、というユニークな試みのパーティーだ。自然と始まる会話とこの赤提灯と石畳の妖艶な雰囲気に、思わずもう一杯おごってしまいそうだ。

    ■蜆楽檸檬
    住所:大阪府大阪市北区曾根崎新地1丁目6−24
    Instagram: https://www.instagram.com/explore/locations/248048326/

  • FLAKE RECORDS

    関西のレコード屋、いや、日本のレコード屋代表と言っても過言ではないだろう。大阪の音楽ファンに「良いレコード屋はあるかい?」と聞いてまず初めに名前が挙がるのは、このFLAKE RECORDSではないだろうか。まずもって熱量が凄まじい。店頭に並ぶ全ての商品に手製のコメントが付き、視聴機もたくさん置いてある。店内のインフラの様子だけでとめどない情熱を感じることができるだろう。また、当店はレコード屋でありながらライブイベントを主催することもあり、国内外のインディペンデントなアーティストを不定期に招聘している。今年はタイの新鋭Phum Viphuritの大阪公演、ノルウェーの超絶技巧デュオAiming for Enrikeのジャパンツアーなどを主催した。FLAKE RECORDSの凄さは「広く深い」ところだろう。インディーに限らず、メジャーシーンで活躍するアーティストの楽曲も幅広く揃う。「入門」と呼ぶにはあまりに膨大な情報量だが、初めて行くレコード屋としてもぜひ推薦したいところだ。新たな音楽との付き合い方を、この店で発見できるかもしれない。

    ■ FLAKE RECORDS
    住所:大阪市西区南堀江1-11-9 SONO四ツ橋ビル201
    Web:http://www.flakerecords.com/

Tags

Spot Information

Related Articles

MOST POPULAR

MOST POPULAR

Sorry, no content matched your criteria.