大阪サウスサイドの下町。約100年前からあるレトロな繁華街
2020-03-30

大阪サウスサイドの下町。約100年前からあるレトロな繁華街

Area Guide

世界中、大都市において下町はなんだかワクワクする。日本の西の大都市、大阪市の南地区にある「新世界」も、そんな下町を代表するレトロな繁華街のひとつだ。

  • 「新世界」とは一体どんなところなのか、まずはその歴史を紹介しよう。現在、「新世界」がある場所は、1903年(明治時代)に行われた第五回内国勧業博覧会の開催をきっかけに開発され、開催が終了した後は、東半分は天王寺公園、西半分は東洋一の高さと呼ばれた通天閣を中心に広がる繁華街、南側は遊園地などがあるルナパークとなり、多くの人々が訪れるようになった。 それを機に、映画館や芝居小屋などもできはじめ、「新世界」と呼ばれていくようになるが、第二次世界対戦により壊滅的なダメージを受けたとともに、火災により通天閣が解体されたことをきっかけに、一時期は人の足が遠のいてしまったが、市民の要望により1956年には通天閣が再建された、その後は活気を取り戻した。

  • 現在は、大阪の街を一望できる通天閣を中心に、北側には、市場や約200メートルに渡る「通天閣本通商店街」、南側には大阪らしい”くいだおれ”を象徴するきらびやかな灯りがともる飲食店街、その先には「じゃんじゃん横丁」と呼ばれる南北180メートルに渡る商店街があり、毎年多くの国内外の観光客が訪れている。実際に足を運んでみた結果のオススメは、目の前に通天閣がどんと見えるネオンが輝くエンターテイメント性の高い飲食店街、大阪の街が一望できる通天閣の展望台、また将棋クラブやB級グルメがひしめき合う「ジャンジャン横丁」や、古きよきレトロなスタイルの喫茶店、昔ながらの演劇劇場や映画館など。昼と夜では、また街の雰囲気も異なるので、昼から夜にかけて歩き回ると良いかもしれない。

  • 電車でのアクセスの場合、梅田やなんばなどの大きな駅から約10~15分。最寄り駅は、地下鉄で動物園前駅、恵比寿町駅などが近く、通天閣へ向かって歩いていく通りや、周辺が「新世界」。2020年現在と、60年代以降の雰囲気が共存した、人の温かさを感じるのが「新世界」の面白さだ。

  • ▷新世界レコメンド

  • 01.大阪下町のシンボルタワーの展望台で大阪の街を一望する「通天閣 特別屋外展望台 展望パラダイス」

    大阪のシンボルタワーの歴史は約100年。1903年(明治時代)に開催された博覧会をきっかけに、エッフェル塔をイメージして建築され、当時は東洋一のタワーとして人気を呼んだ。火災により解体された後、市民の要望により1956年に再建。

  • 大阪を一望できる5F展望台や、グッドラックを呼ぶ通天閣のキャラクター、ビリケン像などが祀られ(足の裏をなでると良い)、現在も大阪の名所のひとつとして知られている。ちなみに夜になると4Fは派手な照明とミラーボールが回るディスコフィーバーな展望台になり、週末であれば20時までオープンしている跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」の最先端部分がシースルーになっているので、空中遊園をしているような体験も可能。地階の通天閣劇場では土・日曜日には落語や漫才、月曜日には各地方で活躍する演歌歌手のステージも行われている。

  • ■通天閣 特別屋外展望台
    住所:大阪市大阪区浪速区恵美須東1-18-6
    営業時間:8:30~21:30

    ■特別屋外展望台「天望パラダイス」/跳ね出し展望台」
    時間:平日 10:00~18:00(最終受付 17:45)、土日祝日 10:00~20:00(最終受付 19:45)
    料金: 大人 800円、子供(中学生以下) 400円
    バリアフリー対応
    https://tsutenkaku.co.jp/annai/index.html

  • 02 大阪くいだおれ街で、ふぐ料理を食べる「つぼらや 新世界本店」

    通天閣の南側に広がる飲食店街。夜にもなるとネオンが輝き、エンターテイメント性の高い、くいだおれ街となる。その中でも、ふぐ料理を手頃な価格で提供しているのが「づぼらや 新世界本店」。店先にある、大きなふぐの提灯がトレードマークで、1920年に創業された老舗でもある。おすすめのメニューは、ふぐの刺身が美しく並ぶ「てっさ」、冬は体が温まる「てっちり」、その他、揚げ物や濃厚な味の白子など。

  • ■づぼらや 新世界本店
    住所:大阪市浪速区恵美須東2-5-5
    電話:06-6633-5529
    営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー 22:30)

  • 03 大阪名物串カツはここにあり「横綱 新世界本店」

    新世界の中でも、一際目立つ外観をした和風居酒屋「横綱」。大阪名物料理の「”カツ”とはcutletから由来している豚肉を揚げたもの。串カツは棒に豚肉、鶏肉、野菜、海鮮などを刺し、油で揚げた料理になりソースを付けて食べる」」をメインに、お相撲さんが食べる料理として知られている「ちゃんこ鍋」、また寿司や、ボリューム感のあるステーキ、焼きそばなど幅広くメニューを揃えている。席はテーブル席、広々した畳スタイルの座敷、また相撲部屋を思わせる雰囲気の個室もあるので、好きなタイプを選んでみるとよい。ちなみに串カツは「ソースの二度つけ禁止」という面白いお約束があるので、わからない場合はお店の人に聞いてみて。

  • ■横綱 新世界本店
    住所:大阪市大阪区浪速区恵美須東2-4-11
    電話:06-6631-4527
    営業時間:11:00~23:00
    https://www.4527.jp/index.html

  • 04 自分で釣った魚をその場で食べる「ジャンボ釣船 つり吉」

    新世界の中では、エンターテイメント性の高い店として知られている「ジャンボ釣船 つり吉」。店の名前の通り、店内には釣船があり、船上が座敷の席になっていて、食事をしながら釣りも楽しめる。そして釣った魚をその場で料理してくれるという、なんとも楽しい店。釣り具は店が貸してくれ、初めての人でもスタッフがアドバイスをしてくれるので安心を。鯛、平目、縞鰺、海老、貝、ホタテ、サザエなど約15種類の魚介類を釣ることが可能(季節によって変動はあり)。料理法は相談にのってくれるので、店に聞いてみて。

  • ■ジャンボ釣船 つり吉 新世界店
    住所:大阪市大阪区浪速区恵美須東2-3-14
    電話:06-6630-9026
    営業時間:平日 11:00~03:00、土日祝日 10:00~03:00/
    〈ランチタイム〉平日 11:00 ~15:00(ラストオーダー 14:30)
    https://tsuri-kichi.com

  • 05 大阪名物お好み焼き、串カツ食べられる鉄板料理の店「福○」

    肉や海鮮、野菜などの具を、小麦粉を混ぜて鉄板の上で焼く「お好み焼き」をはじめ、焼きそば、和牛ステーキなどお鉄板料理の他、串カツなど関西名物料理が食べられる店。自分で焼いて作るお好み焼きは、ちょっとした日本の食文化を体験できる料理なので、興味のある人はトライしてみて欲しい。また福○では、記念にお好み焼きの上に5色のマヨネーズで絵を描いてくれるサービスがあるので、大阪観光の記念に是非。

  • ■福○
    住所:大阪市大阪区浪速区恵美須東2-1-15
    電話:06-6630-7398
    営業時間:平日 11:00~22:00、土日祝日 10:00~22:00

  • 06 創業53年、昭和レトロな人気純喫茶店「喫茶ドレミ」

    1967年に始まった、通天閣の真下にあるレトロスタイルな喫茶店。地元の人をはじめ、通天閣を訪れる人々から愛され続けてきたこの喫茶店は、昔ながらのスタイルで経営をしていることから、外から中に入ったときに感じるギャップがなんとも良い。人気の定番メニューは、フルーツをふんだんに使ったミックスジュースとホットケーキ。サンデー、パフェ、アラモードといったスイーツから、トーストやサンドイッチセットのモーニング、そして自家焙煎のコーヒーも長年人気を呼んでいる。また、可愛らしい猫のキャラクターも人気で、赤い椅子とレースのカーテンのインテリアは、喫茶店好きの間では有名。ちなみに自家製コーヒーは、店の看板に描かれている猫のカップででてくるのも嬉しい。

  • ■喫茶ドレミ
    住所:大阪市大阪区浪速区恵美須東1-18-8
    電話:06-6643-6076
    営業時間:8:00~22:00(火曜日定休)

  • 07 通天閣本通商店街

    地下鉄の恵比寿町駅から通天閣までの200メートルの道。目の前にそびえ立つ通天閣を目の前に、1912年に新世界ができたのと同時にスタートした、古きよき大阪の名残りを残す商店街。現在も飲食店をメインに、さまざまな店が集まるストリートとして人気を呼んでいる。途中には「新世界市場」があり、通りは「シャッター通り」と呼ばれ、現在週末は「W マーケット」と呼ばれるフリーマーケットが開催されている。土曜日は日が暮れてから食を中心とした夜市が行われ、アジア料理、珍味などバラエティに富んだ屋台が出現。また日曜日は、昼間フリーマーケットが開催される。「Wマーケット」は2020年いっぱいの開催とのことなので、週末に新世界を訪れた際は是非のぞいてみては。

  • ■通天閣本通商店街、Wマーケット
    場所:新世界市場
    開催日時:毎週土曜日 17:00~21:30/毎週日曜日 11:00~17:00
    http://w-market.jp



    <Credit>
    Text&Photo:Kana Yoshioka

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